言葉の力でモチベーションアップ ペップトークとは? アメリカのプロスポーツ界から生まれ、短時間で相手のモチベーションをアップさせるショートスピーチです。試合直前のロッカールームで監督やコーチが選手たちに激励の言葉をかけるというシーンを映画やドラマでご覧になったことはありませんか? 『PEP』は英単語で元気・活気・活力『PEP TALK』は激励演説、応援演説 『PEP』は英単語で元気・活気・活力『PEP TALK』は激励演説、応援演説 現在ではスポーツシーンだけでなく、ビジネスから家庭、教育にいたるまで、やる気を引き出す手法として広く応用されています。 ペップトークの特徴 ペップトークは短く、わかりやすく、肯定的な、魂を揺さぶる言葉がけです。人はネガティブな感情に引っ張られやすい生き物です。ネガティブな発想をポジティブに変換することでモチベーションアップさせます。 ペップトークを構成する4ステップ ペップトークを構成する4ステップ 例)残念なトーク ①この企画書、何が言いたいのかさっぱりわからない。②お客様が何を求めているのか全く理解できていないみたいだね。③もう一度よく考えて。やり直し。④今まで何をやってきたんだか。センスないんじゃないの? ペップトーク ① 企画書、ありがとう。いつも期日までに提出できていて頑張っているね。② こちらの斬新な提案も一案だが、相手が求めているニーズも大事だよ。③ お客様が何を求めているのか、ヒアリングしたものから分析してごらん。ヒントがたくさん詰まっているかもしれないよ。④ わからなければいつでも声をかけて。君に期待しているからね。頑張って。 部下としてはなぜ、この企画書が採用されないのか理由がわからないし、どう書き直せばいいのかもわかりません。その点、ペップトークでは4つのステップを使い相手のやる気を促しています。 部下としてはなぜ、この企画書が採用されないのか理由がわからないし、どう書き直せばいいのかもわかりません。その点、ペップトークでは4つのステップを使い相手のやる気を促しています。 ペップトークって効果あるの? ペップトークって効果あるの? 皆さんは右の図をご覧になったとき、最初にどこに注意がいきますか? おそらく、円の欠けた部分に多くの方が着目するのではないでしょうか? 人はおのずと欠けた部分に目を奪われます。 つまり、人はあるものよりもないものを、できているところよりもできていないところに目がいきます。 皆さんは上の図をご覧になったとき、最初にどこに注意がいきますか? おそらく、円の欠けた部分に多くの方が着目するのではないでしょうか? 人はおのずと欠けた部分に目を奪われます。 つまり、人はあるものよりもないものを、できているところよりもできていないところに目がいきます。 ここで質問です! 本番前に「君は○○ができてないからダメなんだよ。」「いつも〇〇が弱いよね。」とダメ出しされて本番で全力が出し切れると思いますか?できませんよね?できていないところが気になって余計にやる気がダウンしてしまいそうです。 だからこそ、本番前は前向きな言葉をかけて「さあ!やるぞ!」という気にしてさしあげてほしいのです。 だからこそ、本番前は前向きな言葉をかけて「さあ!やるぞ!」という気にしてさしあげてほしいのです。 例えば、ビジネスでは部下の失敗や欠点に目がいき、指摘してしまったり、家庭では95点の答案用紙に「なんで5点が取れないの?」と子どもにきつく当たってしまったなんてことはありませんか? このように上司も親も「相手にもっと頑張ってほしい」と思う気持ちはあります。 結果を出す選手を育成する指導者は 言葉の力を上手く活用している 2021年に開催されたの東京オリンピックを最後に退任されたアーティスティックスイミングの井村雅代監督はインタビューにこう答えられました。「今の選手は昔と比べて、受けた教育も環境も時代とともに変わってきている。だから指導方法も変えていく必要があるのだ。」と。指導方法や言葉使いを変えたことによって、選手たちからは「親しみやすくなった。だから厳しい練習も必至でついていこうと思った。」という声が上がっています。今、求められる指導力は時代とともに変わっているのです。 しっかりと言葉に向き合うことで自分も成長する ペップトークは、単なる威勢のいい掛け声やポジティブな言葉を並べているだけではありません。不安や緊張で本来の力を発揮できない相手に向かって、ポジティブな言葉で承認し、具体的な行動指針を明確に伝え、背中をひと押しする言葉がけなのです。 さらには脳科学や心理学に基づいて構成されていて、言葉によって脳や心がどう変化するのかをしっかりととらえながら言葉を選びます。言葉に向き合うことによって感性が磨かれ、自分も前向きになり、成長にもつながるのです。 ペップトークは大切な人だけでなく、 自分も励ますことができる 人は一日に2~8万語(諸説あり)の言葉を発すると言われます。 毎日、「嫌だな」「つまらないな」とネガティブな言葉ばかりつぶやいていたら未来はどうなるでしょう。それよりも「ツイてる」「できる」とポジティブな言葉を使った方が笑顔でいる未来の自分を想像できますよね。 人を励ますにはまずは自分が笑顔でいること、幸せであることです。 まずは自分の心を潤し、自分を大切にしてあげてください。 何気に使っている言葉が人のやる気を左右させるなら、 あなたはどんな言葉を使いますか? 何気に使っている言葉が人のやる気を左右させるなら、 あなたはどんな言葉を使いますか? 言葉を変えれば思考が変わる 思考が変われば行動が変わる 行動が変われば結果が変わる 結果が変われば未来が変わる 言葉を変えれば「思考」が変わる 思考が変われば「行動」が変わる 行動が変われば「結果」が変わる 結果が変われば「未来」が変わる